

益子林業のブログ
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安全優良事業場賞 2025.10.24
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とちぎ八溝杉を製材・販売する益子林業です。
10月22日(水) 令和7年栃木地方産業安全衛生大会が宇都宮市文化会館にて行われ、益子林業はこの度、林業・木材製造業労働災害防止協会(林災防)栃木県支部の安全優良事業場賞の表彰を受賞いたしました。

受賞はどなたかの推薦によるのもで明確な基準を良く存じ上げないのもですから、正直申しまして、往復3時間以上かけて出席するのは億劫でした。弊社のほかにも数社が受賞されていましたが、殆どの企業は社長ではなく代理の方が出席されていたので私が代表で壇上に上がり授与されることになり、なおさら億劫でした。
しかし、プログラム後半に行われた謝辞で、栃木労働局長表彰の優良賞を授与された「デュポンジャパン(株)宇都宮営業所」様の謝辞を聞いて鳥肌が立ちました。詳しい一言一句は正確ではありませんが、要約すると以下の様な内容でした。
「ただ単に言われたことを行うのではなく、職場の一人ひとりが自ら考え行動することで、安全は風土(制度)から文化へと昇華するのです。私たちは一人ひとりが安全の意識をもって取り組み、34年間無事故無災害を継続してきました。」
34年間の長きにわたり、無事故を継続してきたことは通常では考えられないことであり、ややもすると「労災隠し」でもしているのではないかと疑われるぐらい凄いことです。しかし、謝辞を仰った代表者の言霊からこれは真実だということが確信できました。


労災を無くすために、今まで様々な手法が考えられ行われてきましたが、それでも労災は無くならず、今年に限って言えば栃木県では死亡労働災害は昨年を大きく上回っております。管理する立場からすれば、制度を作り、それを守らせ管理することが合理的なのかもしれませんが、私は現場で働く者として常々思っていました。『労災は職場全員の安全意識があれば防ぐことが出来る』と。
今回デュポンジャパン㈱宇都宮営業所様の謝辞を聞いて、確信しました。
よく、「怪我をしたくてする人などいない」と言いますが、「何があっても絶対に怪我をしない、させない」という強い気持ちでいれば労災は防げると改めて思いました。
弊社の場合、ここ近年はたまたま大きな労災がなかっため受賞に至りましたが、軽微な労災は発生しています。大きな労災に至らないうちに今回の謝辞を肝に銘じて、一人ひとりが真剣に安産衛生を意識して、考え、行動する職場にしていこうと思いました。
これからも安全な職場で、より良い製品づくりに努めてまいりますので、今後とも益子林業(有)を宜しくお願い申し上げます。










